岩政大樹コーチとの対話篇とそこから見えてくる試合のポイント/【プレビュー】YBCルヴァンカップGS第2戦 鹿島アントラーズ対セレッソ大阪
古代ギリシアの哲学者プラトンは対話篇によって真理に迫ろうとした。個人的には、監督との質疑応答は対話篇に近いものがあると感じている。試合で起きた現象から感じられる疑問をぶつけることで、その監督がどのような考えで試合を進め、選手たちに指示を送り、出た結果を受けて次の試合に向けてどういう準備を進めているのかがわかるようになってくる。
岩政大樹はサッカーの考え方について積極的に発信しようとしてくれるタイプの指導者だ。3月に入り、そろそろレネ・ヴァイラー監督も来日できるようになるだろう。監督が指揮をとれるようになるのは嬉しいことだが、現場を預かる岩政の考えを知る機会が減るのは残りわずかとなるのは少し寂しい気もする。
前半は完敗に近かった川崎F戦の捉え方はおもしろかった。
「川崎は前半すごく僕らを圧倒したようにみなさん見えているかもしれませんが…」
少し口調を早めて川崎F戦を振り返った。
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