「GELマガ」鹿島アントラーズ番記者・田中滋WEBマガジン

エヴェラウド+ピトゥカで広がる無限の可能性/【レビュー】YBCルヴァンカップPOステージ第2戦 清水エスパルス戦

 前半21分に先制点を許すまでの展開はかなり苦しかった。しかし、90分が終わってみれば勝って然るべき内容にまとめあげる。 1G1Aの活躍を見せたエヴェラウドは「第1戦で結果を出したメンバーのためにも、第2戦で出たメンバーがしっかり結果を繋げるということでは、我々のグループのすばらしさが結果として表れているのではないかと思います」と、チーム全体での勝利であることを強調した。

 前半の飲水タイム及び相手選手が負傷している時間を使った監督の采配も効いていた。ハーフタイムにはさらに狙いが共有され、ロティーナ監督に「後半は前半のように思っているようなボールの動かし方ができませんでした」と言わしめた。

 なかでも初めて先発から一緒にピッチに立ったエヴェラウドとディエゴ・ピトゥカがチームにもたらしたものは大きく、彼らが本格的にコンビネーションを確立したとき、その可能性は無限に広がることを予感させた。

 

 

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