「GELマガ」鹿島アントラーズ番記者・田中滋WEBマガジン

初戦は1-1のドロースタート。出色は安西幸輝!/【レビュー】AFCチャンピオンズリーグ2018 上海申花戦

上海申花は予想どおりのチームだった。しかも、かなり低い方の予想が当たっていた。チームとしての連動性に乏しく外国人選手の個の能力頼み。そのなかで高い質を示したのは10番のモレノのみ。グアリンはほとんどの時間で沈黙し、マルティンスも持ち味を出したとは言えなかった。

プレッシャーも前からかけてこなかった。自陣に引いたのは4分という早い時間にセットプレーの対応ミスから失点したことも影響したのかもしれないが、逆に言えば鹿島の選手たちも早い失点に慌てることなく、落ち着いてパスをまわしゲームを組み立てた。

ポゼッションはじつに70%を超え、シュートも相手の倍となる25本。決定機も片手ではおさまらない数をつくった。

 

しかし、結果は1-1のドロー。監督の采配を含めて落胆する部分が多いなか、左SBとして先発した安西幸輝がすばらしい活躍を見せた。

 

(残り 2179文字/全文: 2690文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

会員の方は、ログインしてください。

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ