【レビュー】暑さと疲労のなかで見せたしたたかな勝利。同時に、浮き彫りとなる課題/明治安田生命J1リーグ第10節 浦和レッズ戦(2017.05.05)
試合終盤に残念な出来事が起きてしまったが、試合内容としては現状で考え得るベストな試合ができたのではないか。相手にチャンスを与えず、金崎夢生のゴールをしっかり守り切って1-0で勝利する。優勝を争うことになるであろう浦和との序盤の天王山を制し、暫定ながらも首位に躍り出たことは上々の結果と言えるだろう。
試合後、小笠原満男は「もう少しチャンスをつくれたらよかったんだけど、連戦と暑さのなかでしたたかな戦い方は大事だと思う」と、前々節の磐田戦から中3日か4日で続いた連戦の疲れと、22.2℃という暑さのなかでうまく戦えたことを強調していた。
石井正忠監督も「かなり疲労はあったと思います。特に、今回の試合のように注目されている試合であれば、疲れも少しは軽くなったと思いますけど、前の節の鳥栖戦はかなり疲れていたんだと思います」と、選手に疲れがあったことを認めていた。
それでもほとんど危ない場面をつくらせなかったことは、浦和に強くイメージを焼き付けたことだろう。
(残り 2043文字/全文: 2469文字)
この記事の続きは会員限定です。入会をご検討の方は「ウェブマガジンのご案内」をクリックして内容をご確認ください。
ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。
会員の方は、ログインしてください。
外部サービスアカウントでログイン
Twitterログイン機能終了のお知らせ
Facebookログイン機能終了のお知らせ