「GELマガ」鹿島アントラーズ番記者・田中滋WEBマガジン

【コラム】2016年シーズン総括~選手編:GK29川俣慎一郎~(2017.01.14)

「チームとしてはよかったことが多かったけど、個人としては悔しかった」

 ポジションが1つしかないGK4人が定位置を争っている。試合に出られるのはつねに1人だけ。あとの3人はバックアップとして、出場機会を待たなければならない。ただし、どんな試合でも万が一に備えて必ずベンチにもう1人のGKが入る。2016年のシーズン当初、川俣はそこに自分が入ることをまずは思い描いていた。

「ベンチに入って、チャンスがあれば、というイメージだった」

 しかし、プロ入り初の公式戦出場こそ成し遂げたものの、2ndキーパーとしてベンチ入りした回数は、10回を超えるのが精一杯。本人のイメージはもっと多くの回数で2ndキーパーを務めるつもりだった。

 

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