「GELマガ」鹿島アントラーズ番記者・田中滋WEBマガジン

☆無料記事☆【コメント】石井正忠監督「私自身がチームを勝たせることができませんでした」/YNCグループステージ第5節湘南戦(2016.05.18)

■石井正忠監督

今日のゲーム内容ですけども、前半は前からプレッシャーに行く形で非常によかったと思いますけども、守備の本当に一瞬の隙を突かれてしまって、前半のうちに同点に追い付かれてしまいました。後半に入ってから、かなり守備の対応のところで、湘南さんのワンツーに対して対応が遅れるケースが多くて、そこをなかなか修正できずにゲームが進んでしまいました。交代メンバーを入れて、リードしていたのでまずは追加点を取る形を取りたかったんですけど、それができませんでした。あとは、最後、これは私自身の問題で交代するタイミングが遅れて同点に追い付かれてしまって、さらに最後1点を奪われて負けてしまいました。選手にも言いましたけど、選手はほんとうに90分タフに戦ってくれましたけども、私自身がチームを勝たせることができませんでした。最後の采配のところが遅れてしまった。そこが今日の敗因の最大の原因だと思います。予選リーグを勝ちあがることが、もう他の結果も含めるとできなくなってしまったと思うので、応援してくれているサポーターの皆さんにはほんとうに申し訳なく思っています。

 

――最後の采配が遅れてしまったということですが、交代で悩まれた部分があったのでしょうか?

当然、ゲームがよくない状態で進んでいたときに、普段であればある程度選手のなかで修正できて、どうにか対応できるんじゃないかと思っていたんですけど、そこがうまくいかないなか、最後で言うと岳を入れて中盤の守備のところを締めてもらおうと思ったんですけど、そこのタイミングがちょっと遅れてしまいました。

 

――前半の主導権の持ち方を見ると圧倒するのかと思いましたが、後半は逆に押し込まれて足も止まっていたように見えました。その辺はいかがでしょうか?

そうですね。湘南さんがどういうゲームプランで来ていたのか、というのもあると思うんですけど、後半はかなりアグレッシブに、特に外から中への攻撃をやってきたので、その辺の対応が遅れてしまったのが最大の原因だと思います。あと、攻撃面でも自分たちで奪われてしまう状況が増えてきてしまって、そこで守備の時間が多くなってしまったと思います。前半は非常に、自分たちがボールを保持する時間が長かったので、守備の時間はかなり少なかったんですけど、相手陣内でボールを収める時間が少なくなったことで守備の時間が多くなり、崩される数が多くなったと思います。

 

――予選リーグから戦うのは石井監督は初めてだと思います。コンディションや練習で観ている選手の力量が、試合のなかで違ったりとか、どこらへんに難しさを感じましたでしょうか?

最初の2戦は、本来のポジションではないポジションでやってもらったりとか、Jリーグで試合経験の少ない選手が出場したり、そういうことがあったので、その辺、先ほどおっしゃったような実際の試合でどれだけできるのかという差は、確かにあったんじゃないかと思います。でも、そこもこっちの準備の部分だったと思うので、選手はそのときに持っている力は出してくれたと思っています。そういう点では、連戦でJリーグとナビスコカップを並行してやっていくという難しさも感じましたけど、チーム全体としてはすごく積み重なってる部分も見えていたのでそういう点では良かったと思うんですけど、でも、すべては結果ですので。やっぱりそういうところで勝ち切るというところが、僕自身の力なんじゃないかと思っています。

 

 

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