【レビュー】ミスから2失点したものの若手の成長がうかがえた練習試合/トレーニングマッチJEF千葉戦(2016.02.29)
若い選手が出場する試合は見ることでわかってくることがたくさんある。丁寧さに欠けるパスだったり、ミスをした選手にかける声のかけ方だったり、1対1に向かっていく気持ちの見せ方、ボールを失った後の切り返しの速さなど、スタジアムの2階席だとフィールド全体にフォーカスされてしまう視線が選手個人に当たるため、見えてくるものも違ってくる。より個人の能力に特化した印象が得られるのがクラブハウス練習場での試合の良さだ。
千葉との練習試合は3対2で勝利した。
ガンバ大阪戦のような内容を目指したものの、メンバーが大幅に入れ替わったこともあり、その内容には及ばないものしか表現できなかった。しかし、それを悲観的に捉える必要はないだろう。宮崎キャンプからニューイヤーカップを経て、新加入の選手たちもチームコンセプトを理解している選手と認められて試合に出るためには、なにをすべきなのか、なにをすべきでないのかを、しっかり認識するようになってきた。もちろん、個人の技量には差があり、やろうと思ってもできていない場面もある。それでも、チーム全体で同じ方向を向こうとする意志は、試合を重ねるごとに感じられるようになってきた。ニューイヤーカップのときよりも戦術理解の浸透度は深まっていた。
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