「GELマガ」鹿島アントラーズ番記者・田中滋WEBマガジン

【レビュー】クラブ史上類を見ない危機。”劇薬”投与も視野に入れるべき完敗/明治安田生命J1リーグ2ndステージ第3節 松本山雅戦(2015.07.20)

 試合終了直後、さすがのトニーニョ・セレーゾも呆然と立ち尽くすしかなかった。いつもならどんな内容の試合でも、必ず相手監督のところまで歩み寄り健闘を讃え合うのだが、この日はコーチングエリアからまったく足が動かない。反町康治監督の方から近づいて来なければ、そのままロッカーに引き上げていたかもしれないほど、敗戦のショックがありありと感じられた。3連勝・勝点9を目指してスタートした2ndステージは、3試合で勝点4に留まり、3試合とも低調な内容に終始した。今節の対戦相手はリーグ戦7連敗中の松本山雅だったが、90分間ほとんど良いところがなく、決定機は小笠原満男の見事なパスを土居聖真が外してしまった場面のみ。完敗と言える内容であっけなく敗れ去った。

 

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