「GELマガ」鹿島アントラーズ番記者・田中滋WEBマガジン

【プレビュー】雨にも負けず 風にも負けず 積み上げた自信を示すとき/AFCチャンピオンズリーグ2015 グループステージ WSW戦(2015.04.20)

 ときおり台風を思わせるような強烈な風が吹き荒れ、その風に運ばれた雨が横殴りに身体を濡らす。しっかり握っていないと傘が飛ばされてしまいそうになるほど、シドニーは荒れ模様だ。いまのところ災害が起きるレベルではないため試合が中止されることはないだろうが、このままの状態で試合をしなければいけないとすれば最悪だ。高く上がったボールは神様のいたずらによってどこへ飛ぶかわからない。ただでさえロングボールを蹴り込んでくると予想される相手を後押しすることになるだろう。さらにピッチが水浸しとなればショートパスは繋がらない。相手だけでなく天気とも戦わなければならないのなら本当に厳しい戦いが待っていることだろう。ただ、相手のポポヴィッチ監督も「良いピッチでプレーしたい」と話していた。もしかしたら荒れた天気が味方するとは考えていないのかもしれない。

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