「GELマガ」鹿島アントラーズ番記者・田中滋WEBマガジン

【コラム】再来日したジネイはカルロンの再来か?はたまた反撃の切り札か?(2015.04.09)

 2日夜に来日したジネイが練習参加を続けている。鈴木満常務取締役強化部長によると「10日間から2週間は様子を見る」ということだ。そのなかでどの程度の動きを見せてくれるのか、実力はいかほどなのか、テストすることになる。

 ここしばらくは、GWが終わるまで連戦が続き、できることなら戦力の充実を図りたいところ。特に、FWはジネイと契約できなかったことが誤算となり、手薄なポジションのまま。その切り札となり得るのか、それともカルロンの再来とささやかれるほどの実力しかないのか誰もが気になるところだろう。

 正直、4日に行われた最初のユースとの練習試合は、あまりいい印象を抱かなかった。ほとんどボールに触ることなく、どういうプレーが得意なのかまったくわからないまま練習試合が終わってしまった。ペナルティエリアの角を攻略するのがトニーニョ・セレーゾのサッカーだが、その崩しにはほとんど参加せず、誰かがサイドに侵入すればのそのそとゴール前に走り込みクロスを待つだけに終始。クロスに飛び込む動きも緩慢なため、鋭くゴール前に入ってくる豊川雄太へのおとりに使われるなど、クロスを出す側にも合わせてもらえずにいた。

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