「GELマガ」鹿島アントラーズ番記者・田中滋WEBマガジン

【コメント】トニーニョ・セレーゾ「彼らが成し遂げた結果から2つの厳しい大会に出ている。そんなに自信を失う必要はない」/明治安田生命J1リーグ1stステージ第2節 湘南ベルマーレ戦(2015.03.15)

■トニーニョ・セレーゾ監督

――先制したあとたくさんチャンスがありました?

決まるときもあれば決まらないときもあるというのが、長くサッカー人としてやってきて捉えています。ただし、現実的な部分では敗戦した。ここ数試合、これでもかというチャンスの数を考えると、リーグにおいては2点、ACLでは1点。チャンスの比率、決定率ということでいうと非常に低い。ただ、練習量が足りないとか、意欲が足りないとか、意識が薄いとかではなく、選手たちは非常に改善しようと努力を日々の練習で見せていると僕が見ている中では感じる。いまはそういう時期としか言えない。いまは彼らもこれを変えるのは得点しかないということはわかっているので。

あとは、勝負の世界ですので勝ったり負けたりします。当然ながら勝ちに行く意識で最初はスタートするわけですが、でも、負けることもあります。それはやむを得ないこと。勝ったり負けたり引き分けたりというところやむを得ない。ただ、いちばんダメージを受けるところは、得点できなかったとか、勝てなかったということよりも、連戦の中での連敗は精神的な疲労がたまるし、たまる疲労度の感じ方、それは数値では表せないものですが、精神的な部分では非常にフラストレーションや残念に思う気持ちなど、いろんな悪い負の部分がたまったりする。ここはスタッフの総力戦になる。グランド外でどれだけ彼らに自信をもう一度持たせることができるかという作業になってくるし、そういう作業というものをやっていけばプラスに転じる時期が来るので、それをやり続けることしか改善方法はないと思います。

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