「GELマガ」鹿島アントラーズ番記者・田中滋WEBマガジン

【セレーゾの覚悟】ACL初戦で見えた課題、中盤の構成は正しいのか(2015.02.27)

 WSW戦は、改めてACLの難しさを感じさせた試合だった。国内の大会とは異なり1試合の重みがある。たった6試合で勝点を争うためホームゲームを落としたことは痛恨と言えるだろう。ただ、あと5試合残されていることを考えれば挽回は十分に可能。WSW戦で出た課題を次に繋げることで勝利を手にしていきたい。

 まず、なにより大事なのが先制点だ。先にリードを奪うことで試合展開は一気に有利にできる。WSW戦については、先に失点したことが大きく作用した。ホームゲームでは勝点3が求められる。そのため相手を追いかける展開や同点の状況から勝ち越う展開では、攻めに出なければならず、そうするとどうしてもバランスが崩れがちとなる。それを避けるためには、とにかく先に得点を奪いたい。

 そのためには、中盤の並びがJと同じでいいのかWSW戦では疑問を残した。というのも、先の試合では高い位置でパスを奪う場面が多かったにも関わらず、あまり得点チャンスをつくり出せなかったからだ。

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