「GELマガ」鹿島アントラーズ番記者・田中滋WEBマガジン

【プレイヤーズファイル】「あまり型にはまらず、いろいろなプレーを織り交ぜていきたい」 / MF28 土居聖真(2014.2.19)

「サッカーをしてる気にならない」

 土居聖真のコメントは苦笑いから始まった。

「メンバーもごちゃ混ぜになると、チームで目指そうとしてる部分も食い違うところがある。難しい面もあるけれど、そのなかでもコミュニケーションをしっかり取って、やろうとすることが大事だと思う。個人としての仕上がりは60%から70%くらいかな」

 トレーニングマッチのたびにメンバーが入れ替わる状況は、確かに難しいかもしれない。ポジションを得たい若手選手はチャレンジを続けるため、チームとしてのリズムは生まれにくいだろう。土居は個の力で生きる選手ではなく、まわりを使い、まわりに使われながら生きていく選手だ。リズムがないチームではどうしても埋没しがちだ。盛岡グルージャとの試合でも土居の印象は薄かった。

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