「GELマガ」鹿島アントラーズ番記者・田中滋WEBマガジン

【プレイヤーズファイル】良いときも悪いときも必死に練習する。それが鹿島の選手の証であるならば / 宮内龍汰(2013.10.17)

 宮内龍汰はよく怒られる。チームで一番怒られるのは彼だろう。

 トラップミスをしてボールがサイドを割ってしまえば、ゴールマウスにいる曽ヶ端準から「オイ!」と睨まれ、守備のポジショニングを間違えれば後ろにいる岩政大樹から「ここに来いよ!」と怒声を浴びせられる。シュート練習で体の使い方を間違えるとセレーゾ監督から「ミヤー!なんど言ったらわかるんだ」とかなりの剣幕でまくしたてられることもある。率直に言って、いまチームで一番下手なのだから仕方がない。しかし、宮内は腐ること無く必死になってチームに食らいついている。好調なチームを支えるのが日々の練習であるならば、彼もまたチームを支える原動力となっている。

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