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秋田サッカーレポート

【2025シーズンへの道】朝比奈伸強化部長に聞く(前編)「ブラウブリッツ秋田に来て伸びる選手を獲得したい」

 

2022年12月、ブラウブリッツ秋田は朝比奈伸さんの強化部長就任を発表。これにともない、岩瀬浩介社長が強化部長を兼任していた体制から、岩瀬社長が社長業に集中する体制になり、クラブの土台が強化された印象を受けました。

朝比奈伸氏 ブラウブリッツ秋田強化部長就任のお知らせ

岩瀬社長も「朝比奈さんはガンバ大阪や京都サンガなどで長くスカウトや強化部をやってきて、ビッグクラブの仕組みを落とし込んでくれているので、僕はほんとうに楽になった。今回(2024シーズン)の編成には僕はほとんど携わらずに進んでいった。助かっているし、チームもパワーアップしているのが目に見えてわかる」と話しており、大きな信頼を寄せています。

就任からちょうど2年。いま編成に関する業務に取り組んでいる朝比奈さんに、今季の評価と来季の展望について取材に協力していただきました。

 

–2024シーズンの評価について。J2昇格後の過去最高順位を記録しました。

去年のちょうどいまごろ、もう必死で選手の編成していた状態で。J3得点王の小松蓮を獲得して、なんとか得点力不足を解消するっていう目的の編成はできたかなと思って開幕戦を迎えました。

開幕は連敗という結果になりましたけど、すごく充実したキャンプを送れたので、「やっていることは間違いないね」ということは、現場の吉田監督とも話しながらシーズンを進めていきました。夏、途中で圍謙太朗が抜けて、そのあとGK陣がなんとか3人ですごく踏ん張ってくれました。

2021年からJ2に参加して4シーズン目で、数字的にも、得点力は不足だけど、ゴール期待値とかシュート数は増えているので、そこは継続していく。終盤、ようやく梶谷政仁も小松蓮もフィットしてきて、小松蓮の動きもすごくよかったんで、来季はほんとうに期待できるかなという感じです。

前に挑戦するスタイルは継続して大きな変化はないなかで、リーグトップの水準を保っているという評価です。ボール保持率はリーグ最下位ですけど、攻撃回数はリーグ6位。繰り返し前線にボールを入れて、チャンスをつくることを来年ももっとつなげていきたいなと。シュート数やゴール期待値、クロス成功率もここ2年に比べてかなり改善の傾向があるなと考えています。あとは枠内シュート。リーグの中ではほぼワーストくらいなので、最後の質は求められるかなと感じてます。

失点に関しては、チーム全員が、とくに前線からの守備があって、失点数(の少なさ)もリーグ3位、(PK含む)セットプレーの失点も4点とすばらしい数字を出したので、そこは継続しながら、来季に向けてやっていきたいと思っています。

 

–プレーオフ進出という目標の設定について。

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