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【トピックス】NDスタ初開催のプリンスリーグ東北。約1,000人の前で全力プレー。

9月17日、高円宮杯 JFA U-18サッカープリンスリーグ東北第15節モンテディオ山形ユース対帝京安積高校の試合がNDソフトスタジアム山形で行われた。

No.7 千葉虎士。来季モンテディオ山形トップチーム昇格内定。

今年のモンテディオユースは、東北プリンスリーグで現在2位。国内ユースリーグ最高峰となる高円宮杯プレミアリーグへの参入を懸けたプレーオフ出場権は、青森山田セカンドや尚志高校セカンドを除いたリーグ上位1チームが獲得できる。

モンテディオユースは、まずこの順位を維持しながら、首位にいる青森山田セカンドを追撃する立ち位置にいる。

集合写真。冠スポンサーは矢萩商店。

この試合がプリンスリーグのホーム最終戦となり、残り3節は青森山田セカンド、ベガルタ仙台ユース、尚志高校セカンドとアウェイでの上位直接対決が3試合続くだけに、ここではずみをつけたい1戦でもある。

選手入場は天童東幼稚園・天童しぜん幼稚園の園児たちと。

試合は序盤から勢いに乗ったモンテディオユースが攻め込むと、5分にコーナーキックから「今週練習していたことが出せた」という千葉虎士がファーサイドに走り込んで左足で先制ゴールを決めた。

先制したあと、サイドチェンジも交えながらピッチを広く使ってクロスを上げてくる帝京安積に対してモンテディオユースはブロックを作って対応。ボールを持てばしっかり繋ぎながら押し込み、21分に阿部遥人、30分に細谷唯斗、千葉虎士と積極的にシュートを狙っていった。

33分に、右サイドからクロスを上げられたところを、ファーサイドで合わせられて同点に追いつかれたものの、シュートシーンを多く作って前半を終了した。

No.15 細谷唯斗

後半になり攻める山形と守りながらカウンターを仕掛ける帝京安積という展開になり、山形は左サイドを中心に押し込み続けたが、守りに入った帝京安積の牙城を最後まで崩し切ることができず、1-1のまま試合終了となった。

No.10 木下晴陽

プリンスリーグとしては初のNDスタジアム開催となったこの試合。無料ながらも約1,000人のサポーターがスタジアムに駆けつけた。

ゴール裏の山形サポーターからはトップのリーグ戦さながらの声量で後押しがあり、選手入場やアナウンス、ビジョンの演出などもあったため、良いスタジアムの雰囲気と緊張感のある中での公式戦となった。

No.13 穂積滉太

来季トップチーム昇格が内定している千葉虎士は「会場を沸かせるのが楽しかった」と率直な感想を述べた上で、「夢はプロサッカー選手で、こういう人がたくさんいるところでサッカーをするのがみんなの目標でもあると思うので、このような機会があってとても良かったです」と試合環境を整えてくれた多くの人たちに感謝していた。

文・写真 嶋守生

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