【嶋コラム】「石丸新監督ってどんな人?」 青野コーチに聞いてみた。

戦術練習では誰よりも真剣な表情をしているが、ボール回しやウェイトトレーニングなどでは、選手の動きに合わせて時折笑顔も見せる。「観てるだけで楽しいとかじゃなくて、一生懸命やるなかの楽しさ、自分の成長もそこに入ってくるので、自分たちを上手くする環境を作っていかないと」(1月9日石丸清隆新監督就任記者会見より)。
モンテディオ山形の新シーズンが始動してはや2週間。チームが山形でのイベントを終えるとすぐに御前崎へ移動してしまったため「今年のモンテがどんな感じかまだわからない」という方も多いでしょう。
特に大きな疑問としてありそうなのが、「そもそも石丸清隆新監督ってどんな人?」というもの。おそらく、事前情報があっても「愛媛や京都で監督経験があって、昨年までは松本山雅FCの反町康治監督の元でコーチをしていた」という方が多いでしょう。はい、自分がそうでした。
御前崎キャンプに乗り込んだ自分のミッションに、石丸新監督の素顔を知ることがありました。ですが、まだ日が浅いこの時期に選手から話を聞いたところで「いい人そうっすよね」とか「優しそうな人」といった第一印象の反応しか返ってきません。
だったらもうこの方に聞くしかないでしょう。かつて07年から09年まで愛媛FCで同じコーチとして働いていた青野慎也コーチ。この方だったら、謎のベールに包まれた石丸清隆新監督の色んな素顔をたくさん知っているはずです。
という軽い気持ちで話を聞いたところ、短い時間ながらも密度の濃い話をたくさんしてくれました。これを読んだら丸さんこと石丸清隆新監督を見る目が変わるはずです。
生の声のほうが面白かったため、そのままインタビュー形式にまとめてありますのでどうぞ。

今年で4年目となった青野慎也コーチ。愛媛でコーチやユース監督を長年務めていて、愛媛指導者時代の石丸清隆監督のことも熟知している。
優秀な監督の右腕で、攻守に分かれて戦術練習をする時は、木山前監督からは攻撃を任され、石丸新監督からは守備を任されている。
ーー石丸清隆新監督がどんな方なのかを教えて下さい。青野コーチと石丸新監督は愛媛で指導者として一緒だったんですよね?
「07年から09年まで愛媛で一緒にコーチをしていました。丸さん(石丸清隆監督)は、普段はただの関西のおじさんなんですけど、サッカーにはすごく細かくて。どちらかというと、自分達で主導権を握って攻撃をしたいタイプの監督です」
ーーその細かさは御前崎での練習からもう出ていますか?
「いや、まだもっとマニアックな細かさが出てくると思うんですけど、攻撃をしたいという大枠は色々出ていると思います」
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