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【ランダムフォーカス】時代は22番! 〜中村駿太選手

ロシアW杯はベスト8が決まりいよいよ佳境。モンテの練習後の囲み取材でも、やはりW杯が話題に上ります。中でも、独自の視点で語ってくれたのが中村駿太選手です。

「一つ気になっているのが、22番がみんな活躍しているんですよ。メキシコのロサノはドイツに1−0で勝った試合で点を決めたし、吉田麻也選手もイスコも、ブラジルの右サイドバック(ファグネル)も」

言われてみると確かに、今大会、獅子奮迅の活躍で日本の守りを支えた吉田麻也選手は22番。スペインの22番・イスコ選手もグループリーグのモロッコ戦でゴールを挙げました。そして、日本にとっては悔しい結果となったベルギー戦で、後半アディショナルタイムの決勝点を決めたナセル・シャドリ選手もまた22番なのでした。

さすがはモンテの22番を背負う中村選手、目の付け所が違います。と思ったら、なんともう一人、この事実に気づいていた人がいたそうです。それは、中村選手のお父さん。最初、中村選手自身はなんとなく「22番が目につくことが多いな」と感じていただけだったそうですが、お父さんと電話で話した時に「今大会、22番が活躍しているからな!」と言われたとか。さすが親子というか、W杯を観ながらも、我が子と同じ番号を背負った選手の活躍についつい注目してしまう……親心ですね。

そして、各国のNo.22が世界最高峰の舞台で躍動する姿に、気をよくする中村選手。

「おいおいおい、流れが来ているな、と。勝手に流れに乗っちゃえ、と」

そう言って、天真爛漫な笑顔を見せました。ここから夏場は総力戦。この絶好の流れに乗って、待望のプロデビューと行きましょう!

文・写真=頼野亜唯子

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