【円コラム】透明なるヴェールの向こう側
今シーズンは基本的に週1回、試合日の2日前に、モンテディオのトレーニングが非公開で行われることになった。その理由は以前、トピックスでご紹介したとおり。
前任の石﨑信弘監督(現テゲバジャーロ宮崎監督)は「せっかく来たサポーターがかわいそうだから」と練習をほぼすべてオープンにしてきたが、こちらはむしろ少数派。各クラブのチームスケジュールを確認すると、J1、J2、J3のカテゴリーに関わらず、かなり多くのクラブが毎試合前ごとに非公開練習を実施していることがわかる。
非公開練習は、チームそれぞれに事情があって行うこと。公式戦に向け、より実戦に近い紅白戦やセットプレーが行われることが多いが、主力として考えているメンバーや戦術的な部分を隠したり、集中できる環境を作るという理由もある。その最終的な目的は、やはり試合にベストな準備をして勝利することになる。チームがそれを実現できるように、取材するこちらとしては協力するより他ない。
メディア側がもっとも知りたい情報は、「スタメンやフォーメーションがどうなるのか」だろう。本番を想定してメンバーが組まれる紅白戦やセットプレー練習を見ることができれば、おおよそのメンバーは察しがつく。が、それが叶わない状況では、非公開練習後に許可されている監督や選手への囲み取材で探るしかない。
(残り 623文字/全文: 1178文字)
この記事の続きは会員限定です。入会をご検討の方は「ウェブマガジンのご案内」をクリックして内容をご確認ください。
ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。
会員の方は、ログインしてください。
外部サービスアカウントでログイン
Twitterログイン機能終了のお知らせ
Facebookログイン機能終了のお知らせ