ルヴァン杯・長崎戦でヘグモ監督が選手たちに求めた4つのポイントとは
(Report by 河合貴子)
ルヴァンカップで長崎と対戦
連勝して上位戦線へと弾みをつけるはずのジュビロ磐田戦で、約70%もボールを保持しながらも4‐4‐2とブロックを退く磐田にてこずり1‐1の手痛い引き分けとなってしまった。次節は首位に立つ好調町田ゼルビア戦が埼スタで控えているが、磐田戦から中2日で1発勝負のYBCルヴァンカップ1stラウンド3回戦のV・ファーレン長崎戦に挑まなければならない。しかも長崎に乗り込んでだ。4月20日に埼スタで開催されたG大阪戦から、中4日の試合もあったとはいえ、この長崎戦で9連戦目となる。
ヘグモ監督は、選手の疲労の蓄積や怪我のリスク、連戦の経験がない選手のことも考えてはいるものの「我々は週に2試合こなせる選手を作っていこうとしている。そして、メンタル的にも、フィジカル的にもその準備をしないといけません。実際、連戦に慣れさせるためには、試合をプレーすることが一番のトレーニングだ」と話した。
確かに4月24日にアウェイで開催されたYBCルヴァン・1stラウンド2回戦のガイナーレ鳥取戦では、中3日で牲川歩見選手と武田英寿選手を先発で起用しただけで大幅なターンオーバーをしないで挑んだ。しかし、今回の長崎戦は中2日だし、9連戦目だ。町田戦を視野に入れると多少はメンバーの入れ替えがあるのではないかと思ってしまう。
磐田戦の翌日の練習では、スタメン以外の選手たちがクオリティの高い練習ができたようで「ボールを奪い返すプレスをかける、相手に寄せるといった姿勢が非常に良くなってきている。全体でイメージを共有しながらプレーできるようになってきていると思う」と嬉しそうに笑い「ブック(パンヤ選手)も何度かピッチ(試合出場)に立っていますが、彼もいいパフォーマンスを見せてくれている。宏樹(酒井選手)も戻ってきているが、シャープなプレーが見られている。いくつかのポジションでローテーションを行うチャンスはある」とニヤリと笑った。
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