【福田正博】Q&A(2011/6/20)
【Q1】
今季は優勝を謳ってスタートした訳ですが、蓋を開けてみれば降格圏内に足を踏み入れている始末。これはどう考えてもクラブの認識が甘かったと言わざるを得ないと思います。2年間、フィンケ体制で培ってきたサッカーをかなぐり捨てて正反対のサッカーに転じれば苦労するのは素人目にも分かることです。一体、クラブは何を考えているのでしょうか?何故過去の失敗に学べないのでしょうか?現状では掲げている「レッズスタイル」という言葉すら都合のいい言い訳にしか聞こえません。この辺をお二人はどう思われているのか、忌憚なき意見を伺いたいです。よろしくお願いします。
【A1】
シーズンの最初から優勝と言っていたけど、それが現実的な目標でないことは皆、分かっていたと思う。なぜかというと、端的に言えば、優勝をするための補強がうまくいっていなかった。“これだけの補強をすれば優勝出来る”という補強が出来たかというと、そうではない。だから、そこで優勝を掲げても現実味がないのは事実であり、現実にそうなってしまっている。
フィンケさんのやり方からペトロのやり方になり、クラブの発信では、色々なことを継承しているという言い方をしているけれど、サッカーのやり方は、大きく分ければスタイルとして違ったものになっている。ただ、サッカーのスタイルを変えたからといって、“すぐに結果が出ない”ということとイコールではない。監督が変わって、サッカーの中身が違うスタイルになったとき、早く結果を出したいのであれば、“選手も変えなければならない”ということを、プロである以上理解をして欲しい。
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