「柏フットボールジャーナル」鈴木潤

集中力を90分間維持した守備のオーガナイズと木下康介の一撃必殺の決勝点。勝利に値する内容で浦和を撃破/J1 第8節 柏 vs 浦和【マッチコラム】

2024明治安田J1リーグ 第8節

柏 1−0 浦和

2024年4月12日 三協フロンテア柏スタジアム 19:03KO

得点者:72分 木下康介(柏)

●スタメン

GK松本健太、DF川口尚紀、犬飼智也、古賀太陽、ジエゴ、MF土屋巧、白井永地、山田雄士、FW戸嶋祥郎、マテウス サヴィオ、小屋松知哉

 

「もっと得点は取れると思います。そこは期待していてください」

前節の東京V戦では同点ゴールを決め、木下康介はすでに昨季の3得点に並んだ。90分間プレーするために「コンディションを上げていっている途中」とは言うものの、得点を取る感覚は良いのだろう。浦和戦に向けた公式でのリモート取材にて、彼は冒頭の言葉を自信ありげに話してくれた。

2013年の海外でプロキャリアをスタートさせた木下だったが、ケガが多かったことを受けて、Jリーグでプレー後は体づくりを見直し、ベースを作り直すところから始めた。それによって本来の身体能力の高さを発揮できるようになり、「できることが増えた」と言う。

昨年の京都で3トップの左ウイングを務めた背景にも、木下の「できることが増えた」ことと無関係ではないと思われる。

しかし木下はストライカーの選手である。

(残り 1560文字/全文: 2062文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

日本サッカーの全てがここに。【新登場】タグマ!サッカーパック

会員の方は、ログインしてください。

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ