「柏フットボールジャーナル」鈴木潤

新たな取り組みの部分でのミス多発は想定内。懸念は別のところにあり/第28回ちばぎんカップ 柏 vs 千葉【マッチコラム】

Jリーグ プレシーズンマッチ 第28回ちばぎんカップ

柏 1−2 千葉

2024年2月18日 三協フロンテア柏スタジアム 14:04KO

得点者:37分 小森飛絢(千葉)、80分 ドゥドゥ(千葉)、90+5分 マテウス サヴィオ(柏)

●スタメン

GK松本健太、DF関根大輝、犬飼智也、古賀太陽、ジエゴ、MF熊坂光希、白井永地、山田雄士、FWマテウス サヴィオ、小屋松知哉、木下康介

 

今日はプレシーズンもあって、トライしようという話をしていました。公式戦だったら、やるところとやらないところ、流れ、時間、場所をもっともっとチームとしても個人としても、サッカーをちゃんと理解するというか、勝つために必要なことをトライしていくべきだと思います」(犬飼智也)

ちばぎんカップは、開幕前にテストができる最後の機会である。より公式戦に近い環境の中で、今チームがトライしていることを実践すると、現状ではどのような課題が出るのか、自分たちはどこまでできるのか、それを探るためにも、あえて“つなぐ”という選択を取ったチームのチャレンジは悪くはない。

もちろんチームの戦術浸透のスピードが加速し、早くチーム戦術の成熟度が深まるに越したことはない。ただ、戦術の落とし込みは一筋縄ではいかないし、今の取り組みが形になるには時間を要する。つなぎの部分でミスが生じることや連携が噛み合わないことなど、初めから想定内。その部分での驚きはない。

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