「柏フットボールジャーナル」鈴木潤

プランを遂行した完勝。7連勝でついに首位に立つ/J2 第25節 岡山 vs 柏【マッチコラム】

明治安田生命J2リーグ第25節

岡山 0−4 柏

得点者:2分 瀬川祐輔(柏)、7分 江坂任(柏)、47分 オウンゴール(柏)、89分 マテウス サヴィオ(柏)

●スタメン

GK中村航輔、DF田中陸、染谷悠太、鎌田次郎、古賀太陽、MFクリスティアーノ、三原雅俊、ヒシャルジソン、瀬川祐輔、FWオルンガ、江坂任

当初に予定したプランを選手たちがピッチの上でしっかりと遂行してくれた」(ネルシーニョ監督)

4−0の快勝を飾った岡山戦は思い描いたプランどおりに進んだ試合となった。

確かに立ち上がりの連続得点によって優位性が増し、落ち着いて試合を進められたというのはあるのしても、そもそもその立ち上がりも、開始2分に失点した栃木戦の教訓から「立ち上がりは注意しろ。集中して入れ!」と、ネルシーニョ監督に強調され、選手たちが普段以上に集中力を研ぎ澄まして臨んだからこそ、相手のミスを突いた形ではあったが、瀬川祐輔の先制弾につながった。

キックオフ直後、江坂任と三原雅俊の連携が合わず、岡山の久保田和音にボールを掻っ攫われて深い位置まで侵入を許したときは、また試合の入りに問題が発生したかに見えた。

栃木戦との決定的な違いは、そこで受けに回った前節に対し、岡山戦では飲まれることなく、冷静に押し返したことだ。

両SBの若い2人は、前節との違いを感じていた。

「最初のシーンは確かに危なかったんですけど、栃木の時みたいに自分たちから形を崩して…というのは避けたかったと思っていました。実際に監督からは『立ち上がりは注意しろ』という話がありましたし、選手としてもキックオフ直後はみんなが落ち着いてやらなければいけないと意識していたと思います。最初のシーンでミスが出たけど、そこでバタついて、自分たちが慌てなかったのは、栃木戦の反省があったからだと思います」(古賀太陽)

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