田中隼人「プロでは勝つことが一番難しいと感じました」／YBCルヴァンカップ GS-6 柏 vs 京都【試合終了後コメント】

2022年05月18日 22時35分　
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○田中隼人

−試合を振り返って。

「ボールを持てる時間が少ないと感じていて、もうちょっと自分たちが前半から保持をして、ゲームを組み立てていけば主導権を握れたと思いますし、でも押された状況の中でも守備陣は特に前半は集中しながら守れていたと思うので、後半もボールを持ちたかったけど持てない時間が続き、その中で踏ん張ったんですけど、あの一発をしっかり防いでいればという印象です」

−京都の前からのプレスに対し、ディフェンスラインでボールを動かしていこうという意図は見えましたが、もっと効率良く入り口を作りたかった？

「そうですね。加藤選手がもう少し引き出してもらえれば、自分たちも土屋と田中でワイドからパスを出せたと思うので、そこの攻撃のバリエーションや後ろからのパスが少なかったです。受け手と出し手が合わないというシーンが何回もあったので、そういうのをもっと改善していかなければいけないと思います。ゲームプランとして背後を取るというプランだったので、そこをまず前線の選手と後ろの選手で考え方が違ったことをしっかり修正できればと思います」

−背後を取るにしても、一発ではなく後ろで食い付かせてから背後を取るイメージでした？

「土屋と田中から前半から落合選手と升掛選手の背後を狙う感じだったので、加藤選手からパスを出そうという監督からの狙いがあったんですけど、その中で京都が前から来ていてなかなか見つけることができず、どんどんハマっていった感じです」

−田中選手はルヴァンカップで3試合に出場しましたが、何を得て、この経験を今後にどう活かしていこうと考えていますか？

「プロで勝つことが一番難しいと感じました。自分は去年も試合に出させてもらって、6試合に出たんですけど、その中で自分が出た試合はまだ1勝しかしていないので、それで自分の不甲斐なさを感じていますし、自分が出ていれば勝てる、田中隼人がいれば守れるという選手を目指してやっていこうと思います」

−大前選手のように一発を決めてくる選手と今後は対戦をしていかなければいけませんが、どう対応していこうと考えていますか？

「去年の課題であった対人守備やヘディングの課題はわかっていたので、それを今年改善できた部分でもあって、今日もゴール前の守備で競り負ける場面は去年よりも減ったと思います。ああいう状況でもチームに流れが来るような、もっとリーダーシップをとって、後ろから声を出して前線の選手を押し出したりするのも大事だと思っています。ゴール前の守備、ヘディングは改善できているんですけど、それをリーグ戦やこれからもっと上のレベルに行くために改善しなければいけないと思います」

−出し手と受け手が合わないと言いましたが、このルヴァンカップでそういう場面が多かったのか、今日の試合だけだったのか、そのあたりは？

「今まで3試合出て、ずれたというシーンはあまりないと思っていて、今日は特に前線から京都がプレスに来る中で自分にも戸惑いがありました」