「柏フットボールジャーナル」鈴木潤

マテウス サヴィオ「実を言うと、私のヘディングでの初ゴールでした」/J1 第6節 柏 vs 磐田【試合終了後コメント】

○マテウス サヴィオ

−得点シーンを振り返って。サヴィオ選手のヘディングシュートはあまり見たことがないですが?

「実を言うと、私のヘディングでの初ゴールでした。ネルシーニョ監督からは常にボールが逆サイドにあるときには、ペナルティエリアの中に入って流れてきたボールに絡んでいくようにと言われています。今日は幸い、クロスのときにペナルティエリア内にいたことと、勝利に貢献できたことは本当に良かったと思います」

 

−今日は2得点ともWBのクロスをファーサイドで決める形でした。磐田の陣形もあって、そういう狙いがあったのでしょうか?

「確かに今日の2得点はクロスから演出されましたが、ただし中央のバイタルエリアも使いながら得点を狙うという意図もあります。私の場合、今日はラストパスをミスしました。あのような肝心な時にうまくパスを通せば、味方がGKと1対1になる決定機になっていたと思います。そこは修正していかなければいけないと思います。うちのチームは、今日の得点源はサイドからの攻撃でしたが、中央を攻めることも意識しながら、他の試合でもそれを実現できているのでバリエーションを増やして試合に挑みたいと思います」

 

−今日の試合ではサヴィオ選手が両チーム通じて最多のスプリント回数でした。かなり疲れたと思いますが、守備の貢献をどのように考えていますか?

「Jリーグに限らず、世界のビッグリーグでもインテンシティはかなり重要になっています。ボールを持っているときだけではなく、オフ・ザ・ボールのときには攻守においてスペースを攻めること、スペースを埋めることは試合の結果を左右することになります。私はキャンプのときから自分のコンディションを常に良い状態に持っていくようにしていました。それがあるからこそ、今の自分が攻守においてチームに貢献することができていると思います」

 

−中2日で迎えるC大阪戦に向けて。

「今日、家に帰ってから自チームの今日の試合を振り返って、自分の課題を分析しながら、何を改善できるかを見極めて次の試合に向けて修正していきたいと思います。セレッソ戦そのものがかなり難しい試合になると思いますし、相手はクオリティの高いチームですから、自分たちが最善の準備をしながら勝利を追求していきたいと思います」

 

−今季これで3得点目ですが、コンディション面以外にどのような好調の要因がありますか?

「言い訳ではないですが、2020年、2021年で私は三度の手術を受けて、自分のパフォーマンスに大きな打撃を受けました。しかしそういう逆境にも関わらず、私は常にポジティブな思考で準備をしながら、試合に挑めるようにしてきました。私が思うには継続性、持続性があるからこそ、今の自分の良いパフォーマンスにつながっていると思います。私自身も自己分析をすることによって、悪いところを良いところに改善できるように努力しています」

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