「柏フットボールジャーナル」鈴木潤

サヴィオの鮮やかな決勝弾と、水際で耐え抜いた守備陣の奮闘。昨年とは違う風が吹いている/J1 第4節 柏 vs 福岡【レビュー】

2022明治安田生命J1リーグ 第4節

柏 1−0 福岡

2022年3月13日 三協フロンテア柏スタジアム 16:03KO

得点者:29分 マテウス サヴィオ(柏)

●スタメン

GKキム スンギュ、DF大南拓磨、高橋祐治、古賀太陽、三丸拡、MF椎橋慧也、中村慶太、マテウス サヴィオ、小屋松知哉、FW細谷真大、ドウグラス

上位進出のためには連敗をしないことが求められる。まだシーズン序盤戦の4節だが、勝って前節の敗戦の流れを断ち切れるか、それとも連敗を喫して順位を下げてしまうか、早くもその岐路に立たされる試合を迎えた。

柏は小屋松知哉がリーグ戦で今季初スタメンを飾り、ドウグラス、中村慶太とともに新戦力3人がスタメンに顔を揃える初めての布陣で臨む。

その効果はピッチの上で存分に発揮されていた。

ゾーンの間でパスを引き出しテンポを作る小屋松、右サイドをベースにしながらも状況に応じて中目のポジションに入ってパスの出し入れを繰り返す中村。チームとして背後を最優先に置き、さらにリスクを冒すことは回避しつつも、小屋松と中村が頻繁にボールに触ることで福岡にブロックを作られた際には簡単に放り込まずに全体でボールを動かしていく。

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