「柏フットボールジャーナル」鈴木潤

5月は公式戦未勝利。攻守に多くの課題を抱えたまま中断期間へ/J1 第17節 柏 vs 札幌【レビュー】

2021明治安田生命J1リーグ 第17節

柏 1−2 札幌

三協フロンテア柏スタジアム 19:03KO

得点者:19分 小柏剛(札幌)、35分 クリスティアーノ(柏)、40分 岡村大八(札幌)

●スタメン

GKキム スンギュ、DF高橋峻希、大南拓磨、上島拓巳、古賀太陽、MF三原雅俊、椎橋慧也、ドッジ、MF仲間隼斗、FWクリスティアーノ、アンジェロッティ

 

3バックの札幌をハメにいく狙いで、柏が3試合ぶりに3バックを用いたのは予想どおりだった。だが札幌は、荒野拓馬が最終ラインまで落ちてシステムを可変させることで3バックの両脇をワイドに開かせ、それに伴いWBのルーカス フェルナンデスを高い位置まで押し上げる。

「相手のWBを、うちのWBははっきり付いていくということを準備していた」(古賀太陽)ため、ルーカス フェルナンデスとマッチアップする仲間隼斗が、かなり低い位置まで押し下げられてしまう。したがって、SBの位置まで開いたCBの岡村大八がフリーとなり、柏の守備は前線から規制がかからずに、札幌にビルドアップの入り口を作られて主導権を握られる展開が続いた。

(残り 1555文字/全文: 2024文字)

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