「柏フットボールジャーナル」鈴木潤

与えられるチーム戦術の中で、いかにして自分の特徴を発揮するか。従順すぎたゆえの敗戦/YBCルヴァンカップ GS-2 柏 vs 鳥栖【レビュー】

YBCルヴァンカップ グループステージ第2節

柏 0−1 鳥栖

得点者:49分 原川力(鳥栖)

●スタメン

GK桐畑和繁、DF田上大地、上島拓巳、古賀太陽、MF田中陸、パク ジョンス、小泉慶、宮本駿晃、FWガブリエル、クリスティアーノ、江坂任

 

互いにシュートが少なく、両者とも決め手を欠いた90分間。その中で鳥栖がFKでもぎ取った1点を守り、勝ち切ったという試合だった。

豊田陽平と金崎夢生の2トップが高い位置からプレスを仕掛け、そこに中盤も連動することで柏はビルドアップを展開できず、前線のクリスティアーノへロングボールを蹴り込むだけの攻撃が続いた。

柏がビルドアップできなかった原因は鳥栖のプレッシャーの激しさもあった。だが、相手の2トップに対して3バックが数的優位を活かし、そこからポジショニングのミスマッチを突いていければ、激しいプレッシャーの中でも突破口はあったはずだった。

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