「柏フットボールジャーナル」鈴木潤

【プレビュー】 J1 1st 第6節 柏 vs 鹿島 「攻撃イメージの共有と全体のオーガナイズ」 -1828文字- (2015/04/16)

快勝した松本戦は、果たして今節の鹿島戦にどういった影響をもたらすのか。選手たちが共通して答えるのは攻撃のイメージを全員が共有できている点だ。

「鹿島相手にそう簡単にいくと思わないけど、あの(松本戦の攻撃の)イメージをみんなで共有できたことは大きかった」(大谷秀和)

攻撃に関しては自分たち主導で能動的に展開していくため、イメージの共有とその精度を高めてさえいけば、相手云々の問題ではないというのが机上の理論としては成り立つ。ただ、相手は鹿島だ。間違いなく柏のビルドアップの起点となる中盤の3枚に対し、自由に展開させまいと激しくプレスを仕掛けてくるだろうし、その寄せの速さ、出足の鋭さに気圧されて停滞したのが第3節の新潟戦だった。

(残り 1503文字/全文: 1815文字)

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