「GELマガ」鹿島アントラーズ番記者・田中滋WEBマガジン

藤井・濃野の右サイドが機能するもチャンスは決めきれず/【レビュー】練習試合 テゲバジャーロ宮崎戦

予想どおりであり、予想以上でもあった。

ポポヴィッチ監督になった2024シーズン最初の練習試合は、主力組が出場した前半で数多くのチャンスをつくるも決めきれないなか、後半40分くらいの深い時間で先制を許す。あわや敗戦かという後半45分にパレジが同点弾を決め、追加で行われた30×1本の3本目に徳田誉がゴールを奪い、2-1の辛勝となった。

「結果だけ見るのであれば、皆さんの期待は大きかったと思いますし、この試合ではそれに応えられなかったと思います」

ポポヴィッチ監督もそう言って、結果としては期待に添うものではなかったことを認めた。しかしながら、満足できる部分も少なくなかった。

今日がピッチでたかっことっていうしっかり見せくれ思います。それどういうことかと言うと、スピーディープレーすること、そして連動してコンビネーション崩しいく、ということ。そしてゴール迫る回数増やすこと。そういったところで言えば決定的なチャンスっていういくつも作れましたよりスピーディーにというところも見せらと思います。今日の前半に関して言えば。そういったところは満足できる内容だったんじゃないかなと思います」

ほとんどフルフィールドでプレーしておらず、試合前日に試合の全体感が掴めるトレーニングに取り組んだだけの状態であること。そして、キャンプの疲労が溜まりつつあるなかでの試合であることを考えると、上々のパフォーマンスだった。

 

 

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