【水戸vs山形】プレビュー:水戸のホーム開幕戦に乗り込む一戦。チャレンジしながら今季初勝利を掴め!
■明治安田J2リーグ 第2節
2月23日(日)水戸vs山形(14:00KICK OFF/Ksスタ)
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イフの話になる。もしも開幕大宮戦で、9連勝した昨年終盤の編成や戦術をベースに戦ったらどうなっていただろうか。全て同じとはいかなくとも、ビルドアップはもっとスムーズに進み、2失点したコーナーも大宮に隙を突かれることなく守りきり、あるいは勝利を掴めたかもしれない。
しかし、「昨年と同じこと」をした先に何があるのか。数節後にどうなるか、我々はその結末を体感したことがある。わかりやすいのは2連勝したあと相手に戦術的に対策されて8連敗し、ピーター・クラモフスキー前監督が解任された2023年だ。
J2リーグ各チームの分析能力を侮ってはいけない。前年ベースのまま変化なく戦うと、その情報も織り込んで明確な対策を打ち出されてしまう。新しい情報が少ない序盤戦はまだ持つが、それもアップデートされて攻略されてしまうのだ。
J2において前年と同じ戦い方をするリスクはそれだけ大きいと考えている。
詳細は伏せるが、今年のキャンプではそうならないように、チームも選手も様々な新しい取り組みをしていて、それを開幕戦に持ち込み戦った。当然、多くの粗が見つかったが、その分選択肢が増え、伸び代も大きくなったのではないだろうか。
「引き出しを増やしたい」とした渡邉晋監督。今のモンテディオ山形は、自らの壁を破って昨年以上に大きなチームになろうとチャレンジを始めたばかり。そのことは理解しておきたい。
とは言え、それで勝点を失ってもいい、という話ではまったくない。年間を通して安定して上位に絡みながら優勝を掴むという狙いがあるだけに、開幕戦の敗戦は間違いなく痛手だった。
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