【サッカー人気3位】【浦和を語ろう・激論編】浮上してきた浦和と上位戦線(2)金…

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【トピックス】「仁義なき戦い」の一部始終。(887文字)

練習終了後の西河翔吾の様子は、明らかにふつうではなかった。
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すでにクールダウンも終わったのに帰るでもなく、時間を浪費しているように見えた。左手に水が入ったボトルを持ち、右手でスパイクを氷水入りのクーラーボックスの中に入れ始めた。しかし、一見なんの意味もないようなこの行動には大きな意味があった。そのスパイクの持ち主・宮阪政樹を襲撃しようと、帰り際を狙っていたのだ。

宮阪もその様子に気づいていたが、いまスパイクを救出しに行けば、相手の思うつぼ。自分が西河の水攻めに遭うため、10数メートルは慣れた位置でボールを蹴りながら、ここを逃れるタイミングをうかがっていた。

10分ほど遡る。この日は8月19日、誕生日を迎えたロメロ フランクがチームメイトから祝福の水を浴びせられていたが、ロメロに水攻撃を行った宮阪は、その足でストレッチ中の西河のもとへ向かい、水をブシュー! やられた西河もやり返そうとボトルを手に持ち、2人は一触即発の状態で向き合っていた。
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「アイツ、いつも俺にかけてくるんですよ」と西河。どうやら、2人には以前から抗争を続けてきた歴史があるようだ。

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