【トピックス】「仁義なき戦い」の一部始終。(887文字)
すでにクールダウンも終わったのに帰るでもなく、時間を浪費しているように見えた。左手に水が入ったボトルを持ち、右手でスパイクを氷水入りのクーラーボックスの中に入れ始めた。しかし、一見なんの意味もないようなこの行動には大きな意味があった。そのスパイクの持ち主・宮阪政樹を襲撃しようと、帰り際を狙っていたのだ。
宮阪もその様子に気づいていたが、いまスパイクを救出しに行けば、相手の思うつぼ。自分が西河の水攻めに遭うため、10数メートルは慣れた位置でボールを蹴りながら、ここを逃れるタイミングをうかがっていた。
10分ほど遡る。この日は8月19日、誕生日を迎えたロメロ フランクがチームメイトから祝福の水を浴びせられていたが、ロメロに水攻撃を行った宮阪は、その足でストレッチ中の西河のもとへ向かい、水をブシュー! やられた西河もやり返そうとボトルを手に持ち、2人は一触即発の状態で向き合っていた。
「アイツ、いつも俺にかけてくるんですよ」と西河。どうやら、2人には以前から抗争を続けてきた歴史があるようだ。
(残り 406文字/全文: 879文字)
この記事の続きは会員限定です。入会をご検討の方は「ウェブマガジンのご案内」をクリックして内容をご確認ください。
ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。
会員の方は、ログインしてください。
タグマ!アカウントでログイン
- « 次の記事
- 【練習場フォト】秘技 その2
- 前の記事 »
- 【練習場フォト】秘技 その1
外部サービスアカウントでログイン
Twitterログイン機能終了のお知らせ
Facebookログイン機能終了のお知らせ