2点先制も選手たちは疲労困憊【試合取材後記 今日のミックスゾーンから】
試合後に選手たちが取材対応をするミックスゾーンでの選手たちの様子をたかねえがお伝えします。(Report by 河合貴子)
複数得点も後半は押し込まれる
目の覚めるような渡邊凌磨選手の華麗なコントロールショットが、試合開始4分にゴール左上に突き刺さった。清水エスパルスのGK沖選手は、なすすべもなく呆然と立ちすくんでいた。この先制点で楽に試合を展開できると思っていたが、5バック気味に構える清水を相手に崩しきれず苦戦を強いられてしまった。一見、ボールを保持する浦和が主導権を握っているような試合展開だが、清水は武田信玄のように「動かざること山のごとし」で、浦和はボールを失うたびに体力を消耗していってしまった。
前半を1-0で折り返すと、秋葉監督は乾選手、北川選手、そして松崎快選手と一気に3枚替えして後半に勝負をかけてきたのだ。だが、59分に石原広教選手のクロスがDFに当たり軌道が変わったところに走りこんできたマテウス・サヴィオ選手が巧みに合わせた左足のボレーシュートが決まり待望の追加点が決めることができた。するとすぐに秋葉監督はカピシャーバ選手を投入、さらに72分には矢島慎也選手をピッチへと送り込み攻勢を強めてくると、浦和は徐々にDFラインが下がり厳しい状況に追い込まれていった。78分には、一瞬の隙を突いた乾選手のシュートをダニーロ・ボザ選手がゴールライン際ギリギリで跳ね返すも、その1分後に矢島選手の左CKを高木選手に決められてしまい1点差に詰め寄られてしまった。
後半、浦和が放ったシュートは3本に対し、清水はなんと11本。決定機を何度も与えてしまったことか・・・。引き分けてもおかしくない試合をなんとか耐え忍び2-1で勝利を収めることができた。
(残り 1284文字/全文: 2009文字)
この記事の続きは会員限定です。入会をご検討の方は「ウェブマガジンのご案内」をクリックして内容をご確認ください。
ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。
会員の方は、ログインしてください。
外部サービスアカウントでログイン
Twitterログイン機能終了のお知らせ
Facebookログイン機能終了のお知らせ