関根貴大が今、感じている新境地での新たなチャレンジへの想いとは
(Report by 轡田哲朗)
今季の浦和レッズは3月8日のファジアーノ岡山戦で、5試合目にして初勝利を挙げた。誰にとっても「ホッと一息」のニュアンスがあるだろうが、中でも今季からキャプテンを務める関根貴大にとってはより大きなものだったかもしれない。彼はシーズンに向け、チーム内の立場だけでなくポジションという意味でも全く新しいものに挑んでいる。
マチェイ・スコルジャ監督は、自身の設ける基準をクリアしていない選手について厳しく扱う面があり、その時は他のポジションから選手を移して解決することがある。実際に2023年に指揮を執った時から関根のことをサイドのマルチプレーヤーとして見ている節があった。特に右サイドバックで酒井宏樹のパフォーマンスとコンディションが安定しないとなった時、関根が緊急事態を救うためのオプションとして選択された。しかし今季は、プレシーズンから「今季はサイドバックだよね」という扱いを受けている。当時の、目の前の1試合を乗り切るための起用とは違ったものだ。
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