【サッカー人気3位】フロンターレ戦を契機に大きくブレていった方向性。 監督解…

浦レポ by 浦和フットボール通信

完成度の高い広島に敗れて開幕黒星発進 愚痴をこぼし、OBの柏木陽介から叱咤激励を受ける【試合取材後記 今日のミックスゾーンから】

試合後に選手たちが取材対応をするミックスゾーンでの選手たちの様子をたかねえがお伝えします。(Report by 河合貴子)

開幕戦は無失点での敗戦

新スタジアム「エディオンピースウィング広島」に乗り込んで、ヘグモ監督率いる新生浦和の2024シーズンを迎えた。新スタジアムで開幕戦を迎えるにあたり広島を愛する人々はもちろんのこと、駆け付けた浦和を愛する人々の熱い思いでスタジアムは熱気に包まれ、広島出身の吉川晃司氏の国歌斉唱や花火が上がりより一層ボルテージが増す中で、浦和対広島の一戦で今シーズンの幕が開けた。

浦和は別メニューでコンディション調整を続けていた新加入のソルバッケン選手はベンチ外となり、インサイドハーフを松尾佑介選手と関根貴大選手の組み合わせでスタートとさせ、練習の主力組がスタメンでピッチへと送り込まれた。

試合の入りは決して悪くなかった。だが、徐々に広島が牙をむきだしてきた。スキッベ監督体制3年目となる広島とは、明らかにチームの完成度が違っていたのだ。90分試合を通して浦和が放ったシュートは14本に対し、広島は24本。一矢報いることもなく、0‐2と完敗を喫してしまった。ヘグモ監督は「3つのチャンスを作り、終了間際の失点まではほぼチャンスを与えていなかった」と悔しそうに話していた。

試合開始直後に立て続けに訪れたチアゴ・サンタナ選手や小泉佳穂選手のシュート、25分に果敢に仕掛けた松尾選手のクロスに合わせた関根選手のシュート、38分の関根選手の落としに合わせた伊藤敦樹選手のシーンなどで決めきることができれば、試合を流れをしっかりと握ることができたのではないだろうか・・・。そして、前半終了間際の失点で広島に勢いを与えてしまった。

それでも後半、ヘグモ監督は次々と交代カードを切り、ゲームの流れを引き寄せようと試みた。送り込まれた興梠慎三選手や前田直輝選手、岩尾憲選手、中島翔哉選手、大畑歩夢選手たちは奮闘した。

しかし、前半終了間際の失点といい、ソティリウ選手のPKを止めた直後の失点といい、集中力が欠けてしまったところがあった。良く起こりうる失点パターンだからこそ、もっと意識を高めていかないといけない。

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