浦研プラス -島崎英純+福田正博ウエブマガジン

【期間限定無料掲載】街中で覚えるドイツ語!-『Immer alles geben!』

皆と共に!

 ドイツ・ブンデスリーガは活況です。週末にもなると各都市で試合が開催差され、多くのサポーター、ファンがスタジアムへ集います。ドイツは他のヨーロッパ諸国と同じく地域の結び付きが深いため、地元の方々はたいてい地元のクラブを応援しています。ブンデスリーガはホスピタリティが整っていて安全性が高いため、老若男女がそれぞれの楽しみを見出してサッカーを観戦する姿が目立ちます。それは1部に限らず、2部、3部のクラブなども同様で、熱狂的でありながら暖かな空間を生むブンデスリーガの空気は、他のリーグとは違った特徴を備えていると思います。

 また、ドイツはゴール裏にたくさんのサポーターが陣取ります。これは日本のJリーグと一緒なのですが、その他にサポーター集団がいる点、コールリーダーがいる点、選手のチャント、チームへの応援コールなどを歌に乗せて一斉に唱和する点など、Jリーグのサポーターとの相似性があるのがドイツサポーターの特徴です。

先日、ブンデスリーガ2部のデュイスブルクvsキールという超マニアックな試合を観戦しました。そのときにデュイスブルクのゴール裏サポーターが掲げている横断幕の言葉が気になりました。

黒地に白抜きの文字で『IMMER ALLES GEBEN!』

 『IMMER』は『いつも、いつでも』という意味。『ALLES』は『 すべて』、もしくは『みんな』。そして『GEBEN』は直訳すると『進呈』などという意味ですが、こちらは『捧げる』と訳せばいいのでしょうかね。つまり『IMMER ALLES GEBEN!』とは、『いつでもすべてを捧げる!』という言葉なんですね。

 世界各国、どんなサポーターも愛するクラブ、チームへ注ぐ想いは同じ。それは彼らが掲げる横断幕の言葉からも分かりますよね。

Sehen  wir  uns  wieder!

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