「柏フットボールジャーナル」鈴木潤

山田雄士、チームの窮地を救ったあのワンプレー【コラム】

過去3シーズン、リーグ戦の出場試合数が2だった山田雄士にとって連戦は初めての経験だった。名古屋戦の途中出場に始まり、鳥栖戦、天皇杯神戸戦、そして中断前の札幌戦と、中3日、中2日、中2日というハードな4連戦をこなした。

「3連戦なので体力的にきついというはわかっていました。でも、だから動けないというのではなく、試合に出る以上は走る。試合に出たら時間のことを気にせず、途中で交代してもいいから走り切ろうと思っていました」

それが札幌戦に臨むうえでの心境だった。

今季、山田は怪我で離脱する時期もあったが、開幕スタメンを飾り、シーズン半ばの現在も続けて出場機会を与えられるなど、彼のプロキャリアの中で転機を迎えている。1年目から昨年までは、なかなか試合に絡めず悔しさを味わった。だからこそ「試合に出ているうちに結果を残したい」と山田は言う。

(残り 1205文字/全文: 1570文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

日本サッカーの全てがここに。【新登場】タグマ!サッカーパック

会員の方は、ログインしてください。

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ