「柏フットボールジャーナル」鈴木潤

升掛友護、レベルアップのための通過点【コラム】

現在、フランス・プロヴァンス地方で開催中のモーリスレベロトーナメント(旧トゥーロン国際大会)に出場しているU-19日本代表に、柏からは升掛友護、田中隼人の二人が招集されている。また、彼らと同期の真家英嵩は負傷もあって今回の代表入りはならなかったが、真家は本来、田中とともにU-15時代からこの年代の日本代表の常連だ。8月のトレーニングキャンプ、9月のAFC U-20アジアカップ予選、11月の海外遠征と続くU-19日本代表の活動では、升掛、田中、真家、この3名が揃って招集という可能性は十分に考えられる。

今年はシーズンの約半分を終えて、すでにルーキー6選手全員が公式戦デビューを果たした近年稀に見る“ ルーキー豊作のシーズン”である。

クラブの歴史を紐解くと、高卒ルーキーでレギュラーポジションを獲得した前例として南雄太の公式戦27試合出場という記録こそあるものの、過去10年だけに限れば、高卒ルーキーで公式戦二桁の出場機会を得た選手は2017年の古賀太陽、一人しかいない。

ただ、升掛はすでに公式戦16試合に出場し、YBCルヴァンカップでは4得点を叩き出した。今季の6名のルーキーの中でも、その名を轟かせた選手の一人だ。

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