「柏フットボールジャーナル」鈴木潤

ネルシーニョ監督「前半の入りが非常に良くなく、それを引きずった形で立て続けにミスが起きてしまった」/J1 第10節 柏 vs 鳥栖【試合終了後コメント】

○ネルシーニョ監督

「先ほど試合が終わった後に選手たちに話をしたんですが、これまでの対戦もそうでしたが鳥栖との対戦はホームもアウェイも非常に拮抗した内容の試合になると、決定機も少ないですし、今日のゲームもそうだったと思うんですが。前半に関しては2点、我々の注意が切れたところでスローインと FKから失点を立て続けに喰らい、あの時間帯に2失点を喰らってしまうと当然ながら相手も勢いづきますし、ハーフタイムに入って2枚を替えて、後半の入りは少し持ち直したとゲームを見ていましたし、実際に点も取りました。流れがうちに来て2点目が取れそうだというところでまた立て続けに失点を許してしまいました。後半、なかなか我々が自分たちのペースで試合を進められなかったのは、前半の入りが非常に良くなかったと、そこを引きずった形で立て続けにミスが起きてしまいました。本当に後半の内容については前半の延長上にあるような内容だったのかなと。こういう結果に終わったんですが、次の広島戦がすぐにありますので、そこに向けてしっかり準備したいと思います」

 

−後半から出場した武藤選手が攻撃のアクセントになっていました。武藤選手の今日の評価と、武藤選手の復帰は今後どのような影響をチームにもたらしてくれると思いますか?

「膝の手術を終えて、長期の戦線離脱を強いられたわけですが、その彼にとって辛いリハビリ期間というものを経て、先週は大学生とトレーニングゲームを行いました。彼は30分プレーをしたんですが、その中でも非常に良い動きができていました。普段からトレーニングの中でも非常に良い回復が見られたので、今日のゲームに関しては後半から、ハーフタイム、もしくは後半のどこかで行くぞという話は彼にしていたんですけど、離脱した期間が長かった分、90分間フルでというのはなかなか体力的にもまだ難しい状況ではあるんですが、経験豊富な選手ですので、皆さんがご覧になられたとおり、後半に入って攻撃の形というのは再三作っていましたし、彼にも決定機がありました。点を取ってから2点目を取りにいくうえで非常に良い攻撃のアクセントになってくれたと思います。彼は技術的に高いものを持っていますし、これから若手を引っ張っていく意味でも非常に存在感のある選手なので、これからより実戦に絡んでくる機会は増えてくるだろうと思います」

 

−今日は中村選手、小屋松選手、高橋選手がスタメンから外れましたが、彼らがスタメンで出なかった理由は?

「ひとつはここ数試合はずっと連戦できていましたので、そこを考慮してということと、こちらが要求するものに対して効率の良い働きができていなかったためです。中村、小屋松、両者には映像を見せて話をしたんですけど、今シーズン我々は11人だけで戦っているわけではないので、出場機会に飢えている若手選手も含めて、良い準備をしてくれている選手はたくさんいますので、そういう選手に出場機会を与える意味も込めて、今回は彼らはメンバーから外れました」

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