「柏フットボールジャーナル」鈴木潤

【2016シーズンレビュー】 第4回 「クリスティアーノ、電撃復帰」 -2481文字- (2016/12/13)

『勢いに乗ると手がつけられないほどの強さを発揮するが、一度歯車が狂うと立て直せなくなる』

“若いチーム”は、得てしてそういう傾向があると一般的に言われている。今季の柏は、それがまさに当てはまるチームだった。

1stステージ第11節川崎戦での完敗を契機に、それまで公式戦7連勝の勢いは突如として途絶え、再び下降線に入った。川崎戦以降、リーグとヤマザキナビスコカップ(現ルヴァンカップ)を合わせた公式戦9試合の内訳は1勝4敗4分。唯一逆転で白星を飾った福岡戦は「一歩間違えれば危ない展開になっていたので、そこはチームとして反省しなければいけない」(輪湖直樹)というほどの内容で、自力で流れを引き寄せたというより、大谷秀和によれば「福岡の自滅」によって転がり込んできた勝利でもある。

5/8 J1 1st第11節 川崎 1−3 ● H

5/13 J1 1st第12節 広島 0−0 △ A

5/13 柏U-18の古賀太陽がトップチームに2種登録

5/18 YNC GS5 新潟 1−2 ● H

5/21 J1 1st第13節 福岡 3−2 ○ H

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