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超攻撃サッカーは進化を止めない!堅守富山を攻略し4得点快勝【J3第33節富山戦レビュー】

(写真提供©Fukushima United FC)

2024明治安田J3リーグ第33節

カターレ富山1-4(前半0-2/後半1-2)福島ユナイテッドFC
得点者
(富山)
69分吉平翼
(福島)
39分、65分塩浜遼
45分、75分森晃太

福島ユナイテッドFCは10月20日、明治安田J3リーグ第33節カターレ富山戦に臨んだ。

福島は前半から優位に試合を進め、多くの決定機をつくり出し、ピンチの場面もGK吉丸絢梓のファインセーブなどでしのぐ。そして39分ショートコーナーでボールを受けたFW城定幹大がゴール右斜めの位置からシュート性のボールを入れる。これにFW塩浜遼が頭で合わせて福島が先制に成功した。さらに45分塩浜が右サイド自陣でボールを持つと、逆サイドにいたMF森晃太へロングパス。森晃太はDFを抜き去り、GKとの1対1で落ち着いてシュートを決めてリードを2点に広げ、2-0で前半を終えた。

後半に入ると福島らしい中央を突く攻撃が決まり始める。65分森晃太のドリブル突破から右前方にいたMF大関友翔にパスがつながり、クロスを塩浜がゴールに押し込み、さらにリードを広げた。69分セットプレーからFW吉平翼にゴールを許したが、75分には途中出場MF吉永大志の縦パスを受けた森晃太がゴールを決めてダメ押し。4-1で快勝した。

指揮官も久々に結果も内容も良かったと語る素晴らしい内容だった。富山は堅守のチームではあったが、4バックだったこともあり、守備の人数が足りなくなる隙をうまく突き、中と外をうまく使い分けて攻略することに成功。守備陣も対人守備に滅法強いDF山田将之が持ち味を発揮してくれた。また、大宮戦から続けて左右入れ替えた両サイドバックを絡ませたビルドアップも前節よりスムーズで、攻撃力向上の一翼を担っている。

守備を改善したと言うよりも、より攻撃を先鋭化させ、リードを広げ相手の心を折るサッカーになった印象だ。J2昇格に向け、福島はさらに尖ったチームになりつつある。

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1.試合を重ねる度に先鋭化する攻撃

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