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秋田サッカーレポート

【無料公開】第6回新スタジアム整備協議会を踏まえたブラウブリッツ秋田の岩瀬浩介社長コメント

 

第6回新スタジアム整備協議会が12月13日、秋田市の東カンビル7階の会議室で開かれました。

完全非公開の協議会の実施後、ブラウブリッツ秋田の岩瀬浩介社長がメディアの囲み取材に応じてくれました。その内容を掲載します。

 

–今回の話の内容と方向性について。

主だった話は、先日市議会でも市長から話のありました、もともと1月に新スタジアム整備計画を出す予定だったものを2月に出すということの変更といった部分を話しました。

 

–着工開始時期に関する話し合いはありましたか。

いや、具体的には出てませんけれども、先日市長からも、議会で「短縮ができる」という話がありましたので、そこは市のほうで中心になって進めていただいて、調整していただいております。

 

–2026年着工開始は可能なのか。岩瀬社長としてはどう考えていますか。

今回、市場の余剰地という形で、スタジアムの敷地が変更になりました。そういったなかで、まずは市場の整備・改修が大前提になってくるかなと思ってます。なのでまず、第1に市場の方々。そこからわれわれの話になってくるかなと思いますので。

先ほど申し上げたとおり、市のほうで調整をしていただいている。そこも短縮はできるであろうという話はいただいておりますので、具体的にいつかっていうのはこれから出てくる部分なのかなと思ってます。

 

–1日でも1年でも早くやりたいという思いがあるでしょうか。

そうですね。できるかぎり早くやっていきたい思いはありますけれども、皆さんと本当にしっかりと調整させていただきながら、コミュニケーションを取りながらできればなと思ってます。

 

–市長は会見で、なかなか話が進まないと言及されていました。岩瀬社長は遅いなと思われますか。

遅いなという印象はないですけれども、これだけ大きな事業になりますから。本当にいいものを作るべく、皆さんと話し合いの時間にはなっているのではないかなと思ってます。

 

–今日の議題についてあらためて。整備計画が2月になったということでしょうか。

そうですね。その変更と、少し中身の部分ですね。

 

–中身について、言える範囲でお願いできますでしょうか。

規模、機能、そういったものになります。ただ(変更に)なった理由のひとつも、2月に卸売市場の基本計画が出てまいりますので、やはりそこと合わせないといけないよねというところが、われわれとしてのスタンスになります。

先ほど言ったとおり、市場がまず大前提にあると思うので。そこよりもわれわれが先に(計画を)出して「おいおい」とならないようにしなければならないなと思ってますので。しっかりと市と足並みを揃える形で変更をしていく話をさせていただきました。

 

–2月に変更になったことに対して、行政は飲んだ感じだったでしょうか。

そうですね。もちろん皆さまとの話し合いのなかでそういうふうになったと。われわれだけがそうしたいという話ではなかなと認識してます。

 

–(スタジアム建設の)検討のひとつが市場の余剰地で、さらに市に伝えていきたい要望はあるでしょうか。

それは候補地の話ですか。

 

–はい。

候補地はここで。ああいった知事のご助言もありながら、市場の余剰地でわれわれも要望させていただきましたし、そこを大前提にこれから進めていきたいなと思ってます。

 

–Jリーグとのコミュニケーションについて。

逐一リーグには(状況を)報告させていただいています。

今回2026年(着工)といったものが、いまのところどうなっていくのかもわからない状況のなかで、それをうまく短縮できるように、クラブとして、そして市も県もいま、コミュニケーション取りながら調整をいただいている。そこはしっかりとご説明をしているので。いまのいま、それ(2026年)じゃなきゃ駄目だとか、そういうことは言われてはおりません。

 

–ライセンスに関して差し迫って言われているわけではないのでしょうか。

そうですね。

 

–新スタジアムの事業主体となる特別目的会社の状況について。

それも結局は、敷地がまずしっかりとしてこない限り、たとえば事業主体といったもののなかで、さまざまな出資者または投資家の方々が出てくると思っています。なのでどれぐらいの規模の用地で、われわれがどういう機能を持たせたものができるのか。(それによって)さまざまな方々がそこに仲間入りしていただけるのかなと思っているので。まずは今回、大前提として卸売市場の余剰地と大まかに決まっているのかなと思ってます。

ただ2月に市場の基本計画が出てくるなかで、どれぐらい市場の基本計画が余剰の敷地が最終的に収まるのかといった部分で、われわれの機能とも少しずつ変わってくるかなと思いますので。それを踏まえて、しっかりと仲間集めをしていきたいなと思っています。

 

–できる範囲で仲間集めは進めているのでしょうか。

そうですね。

 

–市長が言う工期短縮について。どのくらい短縮できるかの話は出ていないのでしょうか。

そうですね。まだ僕らにも具体的なところが出てきてません。非常にデリケートな話にはなってくるかなと思ってます。聞いたところでは、築地市場も半世紀掛かってようやくあそこに落ち着いたなんていうこともありますので。そこをしっかりと、各所とコミュニケーションを取りながら進めていければなと思ってます。

 

–公設民営などの運営方法について進展はあったでしょうか。

あらゆる可能性を皆さんにお話しました。たとえばですけれども、公設でやった場合、国の補助金ですとか、サッカーでいうとtotoの助成金などなどが獲得できる可能性は大いにあるかなと。自治体発注になると、民間の発注より発注額が大幅に掛かってくるので。結局作ってみたら、民間であれば90億で済むものが、自治体発注だと120億になりました。一方で10億と20億を国から持ってこれました。最終的な負担は結局90だったよねという話になってくるかなと思うので。その可能性はまだ断定的な形ではなく、広く可能性を考えていきたいなと考えてます。

 

–シーズン移行について。移行が決まった場合、降雪地のクラブには補助が出る話もあります。それが秋田のスタジアムの建設に結びつく可能性はあるでしょうか。

降雪地帯に対していろんな施設の補助であったり、それこそ新スタジアムに関する部分は、ある程度その案が出てきてはおりますので。明日(12/14)も実行委員会がありますから、その辺を具体的に、どこをどれぐらいまで出るのかですとか。

私は思うに、いま雪国はそもそもハンディが掛かっている状態ですから。日本サッカー界の発展のためにシーズン移行をする方針に舵を切った場合、雪国にそれ以上のハンディを背負わせないような、リーグとして、そして協会としての配慮といいますか、いろんな具体的な補助は必要になってくるんじゃないかなと思いますので。クラブとしてはしっかりと具体的な条件を出していただけるように、雪国の大変さを訴えていきたいなと思ってます。

 

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