【2024 MOM of the year選考会議/vol.1(全5回)】2024もいろいろありました!ライター2人が今シーズンのチームをふり返る回
2024シーズンの各試合のMOM(マン・オブ・ザ・モンテ)投票、そして、シーズン終了後に行った年間MOMへの投票、本当にありがとうございました。
前半戦の苦戦から、後半はクラブ記録を塗り替える9連勝などで一気に追い上げ、4位で3年連続のプレーオフ進出に漕ぎ着けました。今シーズンもJ1昇格は果たせませんでしたが、着実に“その時”は近づいています。
さて、今回も無事こうして選考会議ができることになりました。今シーズンも皆さんの投票、そして濃いぃ〜コメントとともに、モンテディオの2024シーズンをふり返ります。新チームが始動するまでの間、しばしお付き合いください。
マン・オブ・ザ・モンテ・オブ・ザ・イヤー(MOMOY)を選出する投票は、今回も節ごとの投票と、シーズン終了後に行った年間投票、そしてライター2人の記者票のポイントを合計して順位を決めました。その投票結果といただいたコメントは順次ご紹介します。
第1回は今シーズン全般をふり返るウォーミングアップ回。どなたも無料でお読みいただけます!
(会議実施日:2024/12/19)
またしてもシーズンに苦戦
嶋守生(以下嶋) 2024シーズン、お疲れさまでしたー。
佐藤円(以下円) お疲れさまでしたー。
嶋 ディオマガにこの1年登録してくださった皆さま、それから読者投票に参加してくださった皆さま、本当にありがとうございました。今回の投票は、節ごとの投票がリーグ戦38試合、プレーオフ1試合、ルヴァンカップ1試合、天皇杯2試合含めて全42試合が対象です。節ごとの合計投票数が3万7,505票、これは過去最高です。ちなみに昨年が45試合で3万3,491票。なので、かなり増えました。
円 やはり、あの方のお力でしょうか。
嶋 終盤のほうが相当伸びてます。
円 連勝して、注目度も上がって、ふだんから見てた人も前のめりになりやすい状況ではありましたね。
嶋 年間の投票のほうも12月7日から14日まで行って、有効投票者数が349人で、これも過去最高でした。1人3選手まで投票可能でしたので、1,044票入りました。
円 今回は投票していただく3選手のポイント差をつけずに、すべて1票というカウントだったんですよね。
嶋 そうそう。ポイント差をつけずに実施しました。2人の記者票も1人3選手までの投票で、1選手に10ポイントずつ。3選手の順位はつけませんでした。
円 申し訳ないです、30ポイントもいただいて。
嶋 去年、俺とか円さんの順位の差が少しの票数の差になって順位が変わったことがあったので、記者票も10ポイントずつにしました。
嶋 まずは、恒例の今年1年のふり返りからやっていきたいのですが、どんな年でしたか?
円 毎年毎年、なんで序盤につまずくんだろう、と。
嶋 進歩じゃないけど、去年、今年と開幕2連勝はできてるんですよね。
円 そこから去年は8連敗があって、その教訓もあり、去年終盤にチームが機能した状態もあって、それもアドバンテージとして活かせるかなと思ったんですけど、また別のパターンでハマっちゃいましたね。
嶋 渡邉晋監督がシーズン総括の会見で言っていたのが、去年のプレーオフ・清水戦のよかった状態をベースにしていきたかったけど、監督の考えと、新しく入ってきた選手の間に乖離があったと。
円 言ってましたねえ、「乖離」。
嶋 プレーオフの清水戦と同じようなことを今年の選手でやろうとして、選手のタイプなり個性なりが違って難しさが出たのかなと思います。
円 去年から主力選手をそこまで引き抜かれたわけでもなかったので、ベースはあるのかなという感じでは見てたんですが、そうは甘くないんですよね。
嶋 という話ですね。細かいところで言うと、小野雅史がいなくなったとか、野田ちゃん(野田裕喜)がいなくなってビルドアップがうまくいかなくなったとか、あとは変わったところというと左ウイングか。
円 あとは前の選手の離脱もあったんでしょうけど。
嶋 藤本佳希さん、ごっつさん(後藤優介)とか。で、「誰がトップ下するの?」みたいな状況でしたもんね。で、氣田亮真さんをトップ下に入れた横浜FC戦でユーリ ララに厳しくやられて、そこから流れがつかめない感じになってましたね。層として、前線の選手が足りなかった感があったのかなというのは僕の中ではありました。それは監督も言ってましたね。
円 そうだと思いますね。あとは、去年から今年というところでは、失点を少なくするというのを大きいテーマにしていたと思うんですけど、得点が取れない影響が守備のほうでも出てしまっていたのか、堪えきれずに先に失点するケースが多かった。パターンとしてもセットプレーとか、ゴール前のこぼれ球とかで「またか」と。ボックスに入られる回数も多かったと思います。ボックスに入られた選手のラストパスで、シュート打たれたのもボックス内から、というのが多かったなあと思います。