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【トピックス】鹿児島ユナイテッド移籍の藤嶋栄介がキーパークリニックを開催。「子供たちからすごいパワーを貰った。4年間やってきて良かった」

今季モンテディオ山形に所属し、来季から鹿児島ユナイテッドFCに移籍することが決まっているGK藤嶋栄介が、12月11日に山形市球技場でキーパークリニックを開催し、集まった小中高生に自身の技術を伝えた。

年1回モンテディオ山形のシーズンオフに行われてたこのクリニックは今年で4回目となる。年々参加者が増えていたが、今回は応募が殺到し、枠を増やして37人での開催となった。

約1時間半のクリニックでは、キャッチやスローイングなどの基礎動作を交えたアップのあと、シュート練習やゲーム形式といった実戦形式のメニューに移る。

シュート練習では「自分が前にも後ろにも行けるポジションを見つけること。後ろ過ぎると左右に打たれるし、前に出すぎるとループシュートを打たれる。その中間、相手が嫌なポジションを見つけよう」といったポジショニングのアドバイスも行い、それ以外にも近くにいる選手一人ひとりに前に出るタイミングやコーチングの内容など細かい話もしていた。

イベント後に取材に応じた藤嶋は「子どもたちに一生懸命プレーすることや自分の気持ちをプレーで伝えることを意識した」と振り返り、クリニックについても「子供たちからすごいパワーを貰った。4年間やってきて良かった」と感謝していた。

山形の選手としては今回のクリニックで一区切りとなるが、「山形のことは大好きですし、山形の子供たちのためにも山形のためにも来年以降もさせていただけるのであれば続けていきたい」と来年以降も山形での開催を示唆。移籍先の鹿児島でも同様の活動をしたいという考えも話していた。

藤嶋栄介は熊本県出身だが、九州のプロクラブでプレーするのはキャリアを通じて初めてとなる。
「10年ぶりに九州に帰るので、家族にサッカーを見せてあげるチャンス。活躍すれば山形の人にも届くと思うので、まずは鹿児島で正ゴールキーパーの座を奪いたい」と鹿児島での活躍を誓っていた。

文・写真 嶋守生

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