Dio-maga(ディオマガ)

【札幌vs山形】プレビュー:ミシャ式のJ1札幌と天皇杯で対戦。当然、勝利あるのみ!!

○ミシャ式とは?
点は取れていないが攻撃的。

ミシャ式を簡単に説明すると、3-4-2-1フォーメーションをベースに、守備時は5-4-1で守り、攻撃時には両ウィングバックが前線のサイドに張って5枚になり、ボランチが1枚降りて後ろは4枚の4-1-5のような形を取る。
攻撃時は相手の最終ラインに5枚、守備時は自分たちの最終ラインに5枚置けるので、攻守で数的優位を作りながら突破できるというメリットがある。
本来であれば、守備時にもオールコートマンツーマンをガンガンしかけることもあるのだが、今年の札幌を見る限りは、マンマークではあるものの、ハイプレスはやや自重気味か。
ビルドアップはキーパーを交えて組み立ててきて、アタッキングサードの攻撃も選手が後方からどんどん飛び出してくる。
点は取れていないが、そういった攻撃的な要素はなくなっていないので、注意が必要だ。

○ミシャ式対策の一つはカウンター!
守から攻への切り替えを速く!

ミシャ式を用いるミハイロ・ペトロヴィッチ監督とモンテディオ山形との対戦は、ペトロヴィッチ監督が浦和レッズを率いていた2015年に2度ある。ホームは0-0、アウェイは0-1という結果だった。
最初に対戦したアウェイでは防戦一方だったが、ホームで対戦した際は、引き分けたものの3バック3ボランチから運動量を多くしてハイプレスをかけたゲームだった。
チームも選手もスタイルも違うずいぶん昔の話ではあるが、プレッシャーでパスを封じた上でショートカウンターという狙いは、ミシャ式の弱点の一つでもある。
山形がアグレッシブで攻撃的なスタイルを志向してからの対戦は初めてとなるが、渡邉晋監督が守備面でどこにポイントを絞るか注目したい。
状況によっては山形が守る時間帯もあるだろうが、奪ったあとの守備から攻撃への切り替えやスペースに出る動きはチームとして共有しておきたい。

○攻守で相手より早くスペースへ。

札幌の守備がマンマークということもあり、誰かがアクションを起こして相手ディフェンダーを引き付ければ比較的スペースは生まれやすい。
山形としては、そのアクションを誰が起こすか、スルーパスの出し手は誰になるかという点に注目したいが、誰が出ても攻撃面でのアクションは増やしたいところ。特に最終ラインで背後を取る動きを続けることと、出し手もそのアクションだけでなく、近くに空くスペースを見逃さないようにしたい。
守備面でも同様で、相手はシンプルなワンタッチパスでボックス内に侵入してくるので、そのスペースをしっかり封殺することを心がけたい。

文・写真 嶋守生

前のページ

1 2
« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ