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【山形vs相模原】プレビュー:ミッションは「勝ち上がること」のみ。タフさが求められる天皇杯2回戦

■天皇杯 JFA 第104回全日本サッカー選手権大会 2回戦
6月12日(水)山形vs相模原(19:00KICK OFF/NDスタ)
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今シーズンの天皇杯2回戦、モンテディオの初戦の相手は、神奈川県代表、J3の相模原に決まった。6月12日 19:00、NDソフトスタジアム山形でキックオフされる。

モンテディオは6月5日に練習公開を行なったあと、9日にホームで大分とリーグ戦を戦い、中2日。さらに中2日でリーグ戦に戻り、鹿児島とアウェイで戦うことを考えれば、大幅にターンオーバーして臨むことが予想される。

ただ、大分との試合後、渡邉晋監督は「我々もアウェイの群馬戦から戻ってきたところからちょっと体調不良者が続出して、このゲームに向けてやれる人数というものが少し限られるシチュエーションでした」と明かしている。どれほどの選手がどの程度の「体調不良」なのか、あるいは、そこから復帰したとしてこの天皇杯の試合に出場可能な選手がどの程度いるのかなど、当初の予定どおりではあるが非公開練習が続くなかで、確定的な情報は明らかになっていない。メンバーに関してここで言及できるのは、2種登録選手のベンチ入りや出場もあり得るし、大分戦で出場した選手の連戦もあり得る状況だということぐらいになる。

YBCルヴァンカップはすでに初戦で敗退していることで、残されたカップ戦はこの天皇杯だけになった。一発勝負のカップ戦に臨む心構えについて、チームとしての方針は昨年とほぼ変わらないだろう。昨年の天皇杯2回戦・ソニー仙台と対戦する直前の渡邉晋監督のコメントを再掲する。

「トーナメントなので、勝てば次の試合を戦う資格を得られる。もうその繰り返しでしかないと思います。であれば、内容どうこう関係なく、仮にPKまで行ったとしても、勝ち上がるということが最大にして唯一の我々に課せられた使命だと思うので、それを繰り返していけば決勝の舞台にたどり着けるし、その前にまたJ1のチームと戦うチャンスもあるし、もうその繰り返しだと思います」

「(初戦の難しさについて)それってたぶん、カテゴリーの違いなんですよね。『これが初戦の難しさ』とかじゃなく。ただそこって、本当にもうメンタルしかないので、そこはどうやって準備をしようか、させようかというものは頭のなかで僕はもう考えてます。それをいつ、選手に伝えるかという、あとはタイミングだけの問題なので、そこに対してはしっかりと組み立てて、順序立てて、選手が意気揚々と戦えるようなマネジメントはしていきたいと思います」

リーグ戦の流れを考えれば、ここで新たなメンバーが活躍し、複数得点も奪って勝ち上がり、リーグ戦に向けての起爆剤にもなるのが理想だ。が、副産物は別にして、この一戦で勝利することに全集中したい。

相模原はJ3リーグでは現在5位。戸田和幸監督1年目の昨シーズンは18位と振るわなかったが、今シーズンは戦術も浸透。大混戦ではあるが、力を付けて上位に割って入っている。直近のアウェイ・奈良戦は1-2と競り負け、今季3敗目(6勝7分)を喫したが、ここまで16試合で失点10、2失点が2試合のみとゲームをコントロールしながら安定した戦いを続けている。

天皇杯に関しては、1ヶ月前の5月12日に神奈川県予選の決勝で、桐蔭横浜大学に5-0と大勝し、2年連続3度目の出場を果たすと、1回戦は山梨県代表、山梨学院ペガサスと対戦。14分には縦の浮き球を頭でつないで藤沼拓夢が先制点を挙げると、前半、後半それぞれのアディショナルタイムにも加点し、3-0で勝利した。1回戦はリーグ戦と前後1週間ずつ間隔が空いていたこともあり、ゴールキーパーとセンターバック1枚の最小限の変更で臨んでいるが、今回は直近のリーグ戦から中3日。しかも奈良から相模原に戻り、さらに天童への移動を伴うことになる。

戸田監督は1回戦で勝ったあとの会見で、「我々にとってはビッグチャレンジ。できるだけベストメンバーでぶつかれる状態を作りたい」と話してるが、果たしてどのようなメンバーで臨んでくるか。相模原には瀬沼優司、田代真一、髙木彰人の3人の元モンテディオ選手が在籍。髙木はこのところ、途中出場でピッチに立つ機会が多い。また、高橋健二ヘッドコーチも久しぶりのNDスタへの帰還となる。

12日は県内各地で日中の気温が30度を超えそうだ。NDスタでは試合時間の19時までにはある程度落ち着きそうだが、湿度は引き続き高くとどまりそう。消耗戦も覚悟して臨む一戦になる。

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