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【トピックス】モンテディオ山形ユースがクラブユース東北大会優勝!2年ぶりの全国大会出場決定!

秋葉勝新監督1年目のモンテディオ山形ユースが、5月から行われているクラブユース東北大会決勝戦でブラウブリッツ秋田U-18を破って優勝し、2年ぶりとなる全国大会出場が決定。東北第一代表として全国の舞台に挑むことになった。

6月1日の準決勝は、ベガルタ仙台とのユースみちのくダービー。0-1で迎えた試合終盤にPKを決めて同点に追いつくと、その勢いにのって決勝ゴールを奪って逆転勝利を飾った。「逆転がなかなかない中で逆転できたのは本当に成長が感じられた」(半澤光琉)
今年のプリンスリーグでは1点先制したあと3失点して逆転負けを喫していただけに、その借りを返す勝利となった。

2日の決勝ブラウブリッツ秋田戦は、全国行きこそ決まったものの「昨日は勝ったけど、今日も勝たなければいけないと全員感じていた」(永井英次)と優勝への強い気持ちを持って臨んだ。

前半は秋田のロングボールとプレッシングに押されて自陣で守る時間帯が続く。こぼれ球の2次攻撃からシュートを打たれるなどピンチが多かったが、守備陣が身体を張って守っていた。
攻撃でも前線にもボールが収まり切らずにセカンドボールを回収されていたため速攻からの攻撃が中心となったが、何度かあったシュートチャンスでキーパーに防がれたり、ポストに当たったりして決めきれず、スコアレスで前半を折り返した。

ハーフタイムを挟んで秋葉勝監督が動く。長身FW水戸部東次を投入してツートップに変更。中盤をダイヤモンド型にしてトップ下の永井英次がフリーになりやすいように配置した。
「中でやりやすくなったと思うし、セカンドボールも拾いやすくなった」(秋葉勝監督)とこれが功を奏して、山形はセカンドボール回収率が上がると同時に、永井がギャップでパスを受けて前を向けるようになった。

先制ゴールを決めてチームメイトと喜ぶ水戸部東次。後半頭からの出場でファーストシュートを決めきった。

大きかったのは後半6分の1点目だ。永井がフリーで前を向いて抜け出し2対1の速攻になると、先行した水戸部へスルーパスを通し、「フリーでファーストタッチも上手く決まったので、冷静にキーパーを見て流し込みました」という水戸部が右足で落ち着いて決めきった。

同点に追いつこうと攻勢に出る秋田に対して、山形はその背後を狙う。すると後半17分、相手のパスミスを拾った永井がカウンターで独走。「右に抜くと決めていた」と相手キーパーも交わして無人のゴールへ流し込み追加点を奪った。

1ゴール1アシストの永井英次。ゴールを決めたあと、ゴールの後ろ側から両手を上げて仲間も元へ駆け寄っていった。

この時間帯から雨足が強くなってきたが、サイドからどんどんクロスを上げてくる秋田の攻撃をディフェンスラインが粘り強く跳ね返して守ると、終盤の39分にはロングボールがバウンドしたところを梅木晴琉が左足ボレーシュートで3点目のダメ押しゴールを決めた。
後半一気に3得点を奪ったモンテディオ山形ユースが3-0で快勝、2017年以来となるクラブユース東北大会優勝を飾った。

秋田戦は後半の選手交代策と布陣変更が見事に当たり、流れを引き寄せた上での快勝となった。
秋葉勝監督によると、今年はこういった布陣変更も多いというが、「選手全員が理解して、お互いコミュニケーションを取りながら上手く対応してくれている」と対応力が高くなっている選手たちを称えていた。

年間のリーグ戦となる東北プリンスリーグでは現在7位と苦戦中。秋葉勝監督の新体制に馴染むのに時間がかかり、内容は良くなってきているもののなかなか結果が伴わなかった。
しかし、「今はみんなが一つになって同じ目標に向かってやれている」(水戸部東次)とチームが上手く回り始めたタイミングで迎えたこの大会で大きな結果を残すことができた。
ダービーの劇的な逆転勝利と秋田戦の快勝、そして東北大会優勝まで駆け上がったことは、チームにとって大きな自信になったはずだ。

昨年は東北大会の3位決定戦で敗れて全国大会出場を逃した。今の2年生や3年生たちはその悔しさを抱えている。
多くの選手がクラブユース全国大会初挑戦となるが「山形の力を全国で見せて、一つでも多く勝ってベスト4に入りたい」(半澤光琉)と、全国大会では2017年以来のベスト4入りを目指す。

(文・写真=嶋 守生)

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