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【山形vsソニー】レポート:まずは初戦突破! 可能性広がる“されど1勝”

■天皇杯 JFA 第103回全日本サッカー選手権大会 2回戦
6月7日(水)山形 1-0 ソニー(19:00KICK OFF/NDスタ/2,552人)
得点者:27’田中渉(山形)
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天皇杯2回戦は2014年の3回戦以来の顔合わせとなった。直近のリーグ戦から、モンテディオは中3日でホーム連戦、ソニー仙台FCは千葉県内での試合を終えて中2日。しかし、ソニー仙台は日程的なハンディを感じさせず、むしろリーグ戦の主力をそろえたことによる統一感が、ターンオーバーしたモンテディオを上回る場面も多々あった。

「いつも、相手を見ながら判断するというところは鈴木淳監督の体制になってからチャレンジはしている部分」と話すのは、ソニー仙台の左サイドバックでプレーした吉野蓮。ボールを保持する側が相手を動かすなかで、相手が食いつくことで空いたスペースを使っていく。相手が前がかりになれば背後のスペースを突き、背後を取られまいと下がれば中盤のスペースを使ってつないでいく。ただし、食いつかせたと思った相手に食われるリスクも伴っている。それはモンテディオも同じ。相手を崩しシュートシーンを作るまでのイメージとしては、互いに似たものがあった。

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