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【Football bless you】佐藤昭大:徳を積み、辿り着いたマーベラスな境地

在籍期間が長くても短くても、試合に出ていても出ていなくても、同じ目標に向かい、モンテディオの一員として山形で過ごした選手は、この先どこへ行こうと大切な存在。ともにチームの歴史を創ってきた時間が消えることはない。
契約満了、移籍、引退…今シーズン限りでチームを去ることになった選手たちを「この先の人生に幸あれ」と送り出す、恒例のオフシーズン限定企画。(不定期更新)

2014年、J1昇格プレーオフ準決勝で飛び出した山岸範宏のミラクルな決勝ゴールは、いまも鮮明に思い起こせる人が多いだろう。ゴールキーパーによるゴールは珍しいが、モンテディオはこれまで4例に関わっている。そして残りの3例はすべて相手側ゴールキーパーに決められたものだ。

1999年、ヤマザキナビスコカップ1回戦の京都パープルサンガ・松永成立。2013年、J2第40節の松本山雅・村山智彦。2017年、J2第3節のロアッソ熊本・佐藤昭大。松永、村山はロングボールが雨や風の影響もけて決まったものだが、佐藤のゴールはコーナーキックから、しかも熊本0-1からのアディショナルタイム。山岸のゴールのあとだったことや寸前で勝利を逃したこともあり、「佐藤昭大」の名前は多くのモンテディオサポーターの記憶に刻まれた。

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